【介護者向け】簡単セルフケア①足先のリラクゼーション|動画解説

「リハビリの先生が教えちゃう」介護者向け簡単セルフケア①足先のリラクゼーション

「マッサージとか行きたいなぁ…」

でも介護が必要な父親をおいて、何時間も家を空けるわけにはいかないし…

介護と仕事の疲れを溜め込んで、体の限界を感じることはありませんか?

介護をしているとついつい自分のことが、後回しになってしまいがちです。

まとまった時間を確保して、マッサージに行く時間をとるのが大変な場合もあります。

出かけて行くぐらいなら、家で少しでも寝ていたいという気分の日もあるでしょう。

実はちょっとした足先のリラクゼーションで、疲労の蓄積を避けることができます

この記事では介護者の方に試していただきたい、簡単セルフケアをご紹介いたします。

今回は「足先のリラクゼーション」です。

ご一緒に足の指や関節を動かし、日頃の疲れを軽減してまいりましょう。

目次

簡単セルフケアのやり方~足先リラクゼーション編~

まずは動画をご覧ください。

足先リラクゼーションの手順は、以下のとおりです。

STEP
足の指をゆっくり大きく動かす

痛みのない範囲で、関節を動かします。

STEP
足の指の付け根の部分を上下にうごかす

隣り合う骨を意識しながら、上下に動かせればOK!

STEP
足の裏のすじや筋肉をマッサージする

足の裏の気持ちがいいところを中心に筋肉をゆるめます。

STEP
かかとまわりの柔らかい部分をほぐす

かかとの内側・外側をさするように柔らかくほぐします。

STEP
タオルを使って足の先からふくらはぎまでをストレッチする

はじめは30秒から、徐々にストレッチする時間を伸ばしていくのがおすすめです。

STEP
アキレス腱伸ばしを20秒かけておこなう

最後に足首に体重をかけてアキレス腱をじっくり伸ばして終了!

このページをブックマークしておいて、ときどき動画を見ながら一緒にやってみてくださいね!

足先のリラクゼーションセルフケアで期待できる効果

足先の関節を動かしたりストレッチすることで、期待できる効果は以下のとおりです。

  • 足の血流改善
  • 固くなった筋肉の緊張を和らげる
  • 関節の柔軟性が向上
  • 介助するときの足首まわりのケガ対策

ひとつずつご解説してまいります。

セルフケアで足の血流改善

理学療法士の筆者が右足の足の指の関節を動かしている写真。

ふだんじっくり動かすことのない関節を大きく動かし、まわりの筋肉をストレッチしました。

これにより足先の毛細血管の血流が拡大し、足の先から心臓に向かう血の巡りがよくなります。

指先が軽くなった感じや、温かくなった感覚が得られると成功です。

セルフケアで固くなった筋肉の緊張を和らげる

理学療法士の筆者が左足の中指の関節を動かしている写真。

仕事でかっちりした靴を履く必要のある場合、足の指・足先の関節の動きはどんどん奪われます。

使う筋肉・あまり使わない筋肉の差が大きくなるのも特徴です。

足の指から足首までをしっかりストレッチするセルフケアで、筋肉の緊張を和らげ疲労をリセットしていきます。

セルフケアで関節の柔軟性を向上させる

理学療法士の筆者が左手の指と右足の指を組み合わせている写真。

1回のストレッチでは関節の動きに大きな変化は、感じられなかったかもしれません。

このストレッチを継続して行うことで、足の指から足首の関節までの柔軟性が向上します。

関節の周りの組織が柔らかくなることで関節の動く範囲が拡大し、次の項目でご説明するケガ対策につながるのです。

介助するときの足首まわりのケガ対策にセルフケアが役立つ

理学療法士の筆者が右足の足裏のマッサージをしている写真。

学生時代に運動部での経験がある方や、社会人スポーツのご経験のある方はご存知かもしれません。

体の硬い人は、ケガをしやすいです。

関節の周りには「関節包」「靭帯」「半月板」などの、関節をサポートするパーツがあります。

関節の動きが悪くなる原因のひとつが、関節まわりのパーツの柔軟性の低下です。

関節に負担がかかったときに、靭帯が切れたり半月板を損傷したりします。

激しい運動をする前に準備体操やストレッチをするよう指導されるのは、柔軟性を引き出すためです。

介護の場面では、瞬発的に大きな力を必要とします。

要介護者の体重を支えつつ、車いすの乗り移りを介助したりトイレ介助をするのは、足首にとって大きな負担です。

足首まわりの柔軟性を獲得し、自分の体をケガから守りましょう。

もっと楽な方法でリラクゼーションを得たいなら

理学療法士の筆者が愛用している、フットマッサージャーの写真。
水瀬が愛用しているフットマッサージャー

足先の柔軟性が大切なことはわかった!

でももうちょっと手軽にリラクゼーションをしたい…。

その気持ち、本当によくわかります。

わたしも1日リハビリでデイサービスのフロアを走り回って、くたくたになっていました。

自分で足を揉むんですけど、もうそれすらしんどい日がありますよね。

そんな方におすすめするのは、こちらのフットマッサージャーです。

フットマッサージャーには、いろいろなタイプのものがあります。

  • エアーポンプ機能でふくらはぎまでカバーするタイプ
  • ローラータイプ
  • 大型で足を入れるタイプ

好みもありますがアルインコのフットマッサージャーは、足先にしっかりアプローチしたい方におすすめです。

わたしもこのアルインコのフットマッサージャーを何年も愛用しています。

このフットマッサージャーを買うときに、電気屋さんに行っていろいろフットマッサージャーを試したんです。

エアーポンプ機能のタイプや、大型のすえ置き式タイプなど…

ふくらはぎまでカバーできるタイプも気持ちいいですよね。

でも足の疲労感を軽減するには、足先・足裏をしっかり圧迫してくれるアルインコのフットマッサージャーがダントツでした。

疲れて帰ってきたときに、足を突っ込むだけです。

労力要らずで、足をもみもみしてくれます。

ヒーター機能もついているので、冬場足先が冷える方にもおすすめです。

使っていただくとご実感いただけますが、このフットマッサージャーを使うと足がぽかぽかします。

継続して使用しているとヒーターを使わなくても、マッサージ機能だけで十分リラックス可能です。

大型のフットマッサージャーに比べると比較的安価で、場所を取らないので使い終わったら押し入れに収納できます。

足を入れる部分は取り外して洗濯できるので、衛生面でもおすすめです。

自分で足を揉むより、揉まれたいあなたにぴったりハマると思います(笑)

日々仕事に介護に走り回る自分を、たまにはいたわってあげてください。

まとめ:簡単セルフケア①足先のリラクゼーション

この記事では足先の簡単セルフケアとして、足先のリラクゼーションのやり方について動画を交えてご解説してまいりました。

足先のリラクゼーションによって期待できる効果は以下のとおりです。

  • 足の血流改善
  • 固くなった筋肉の緊張を和らげる
  • 関節の柔軟性が向上
  • 介助するときの足首まわりのケガ対策

ぜひセルフメンテナンスをして、自分を大切にしながら介護を続けてください。

この記事の情報が、少しでもお役に立てば幸いです。

足先の筋力強化運動については、こちらの記事をご参照ください。

膝のメンテナンスについては、こちらの記事をご参照ください。

「リハビリの先生が教えちゃう」介護者向け簡単セルフケア①足先のリラクゼーション

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