防災グッズを揃えるときに、食事の備蓄に悩んだことはありませんか?
特に長期保存ができる防災食となると、いいお値段です。
果たしてこれを買うだけの価値はあるだろうか?
実際のところ味はどうなの?
「尾西の白飯」の調理方法・実食してみた感想・備蓄食料としての必要性を確認いたしましたのでご報告いたします。
災害には備えたいけれど、いまひとつ決めきれないでズルズルしてしまうあなた!
この記事を参考に、災害に備えてまいりましょう。
目次
「尾西の白飯」の調理方法
今回は我が家で購入していた「尾西の白飯」が、賞味期限を迎えました。
実際に調理した様子をご覧ください。
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じゃじゃん!こちらがアルファ米の中でもよく目にする「白飯」です
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中にはアルファ米とスプーンが入っています
内側にもお湯の量など、わかりやすい表示が書かれています。
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裏面には「尾西の白飯の作り方」が解説されています
写真①の「袋の底をよく広げる」というのが重要ポイントです。
熱湯を入れたときに、安定して自立します。
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お湯を入れる前に脱酸素剤を忘れずに取り出します
脱酸素剤の取り出しを忘れがちなので、ご注意ください。
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お湯を入れてかき混ぜたら、チャックを閉めて15分
チャックを閉める際に、火傷の恐れがあります。
手先の不自由なご家族がおられる場合は、介助して差し上げてください。
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できあがり!
まんべんなく混ぜて水分量を均一にしてみました。
調理方法は以上です。
お湯さえあれば、15分でご飯が食べられます。
水(15℃)でも調理可能ですが、60分待つ必要があります。
卓上コンロがあればガスが止まったり、停電になってもお湯を確保することができるので、とても便利です。
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「尾西の白飯」を実食してみた感想は?
個人の感想ですが、思ったより米粒がしっかりしていました。
お湯でふやかすので、おかゆよりの軟飯になるのかと思っていましたが、噛みごたえもあります。
できあがりは260gになるので、1人前約180gよりは多めです。
ただ災害時におかずをたくさん準備することは難しいので、多めのご飯と缶詰を組み合わせて1食として考えると良いかもしれません。
白飯だけだと飽きてしまうので常温保存のきく、ふりかけをいくつか準備しておくと選ぶ楽しさも広がります。
お味の感想ですが、やはりつやつやの新米のような舌触りには及びません。
お米の美味しさで、満足度が変わる方にはパックの白ごはんをを勧めします。
「尾西の白飯」の防災食としての実力
備蓄食料として保管してきた「尾西の白飯」のメリットは、以下のとおりです。
- 保存期間が長く、まめに賞味期限を気にしなくて良い
- パックのご飯に比べて、かさばらない
- お湯を入れて混ぜるだけで出来上がる簡単さ
介護食として活用するに当たってのデメリットは、以下が気になりました。
- 付属のスプーンが短いため、掬いにくい
- 熱湯を注いでチャックを閉める動作に注意が必要
- 食べるときも、中身の温度で手を火傷しないように工夫を
特別な介護食を必要としない場合は、お湯やできたてのご飯の温度に注意すれば、優秀な防災食になります。
【長期保存食を実食レポ】尾西の白飯を食べたご報告!
結論からお伝えしますと、防災リュックには「尾西の白飯」がおすすめです。
軽くてかさばらず、ふりかけや缶詰と一緒に入れておけばOK!
数日間、空腹の悩みからは開放されます。
合わせて我が家では、自宅に備える備蓄食料に、パックの白ごはんも置くことにしました。
パックのご飯はアルファ米に比べて、賞味期限が短いのが難点です。
でもその分、ふだんの炊きあがりに近い白ごはんが味わえます。
災害が起こったとき、最初は食べられたら何でもいいという気持ちが強いものです。
しかし復旧が長引くにつれ、ふだんと変わらないものを食べられることがストレス軽減に役立ちます。
【長期保存食を実食レポ】尾西の白飯を食べてみた!
ご報告はいかがでしたか?
ぜひこの記事を、あなたの防災知識に役立ててください。
ポチップ
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